「機材」と「器材」という言葉、「機」と「器」の違いですが、この「機材」と「器材」、いったいどういった違いがあるのでしょうか?
ということで、今回は「機材」と「器材」の違いと意味や使い分けをわかりやすく解説しています。
「機材」と「器材」の意味
まずは二つの「きざい」の意味を調べてみました。
【機材】
機械の材料。機械や材料。
【器材】
器具の材料。また、器具や材料。
二つの「きざい」を見比べてみると、どちらも「材料」という意味は共通しています。
それから、「機材」は「機械の材料」とあるのに対し、「器材」は「器具の材料」です。
では「機械」と「器具」の違いを調べてみます。
【機械】
動力によって動き、役立つ仕事を行う装置。
【器具】
うつわ。道具。構造の簡単な器械。
「機械」よりも「器具」の方が、簡単なものということがなんとなくがわかります。
ですが、ここで「器具」の意味に「器械」という言葉がでてきました。
ですので、さらに「器械」の意味を調べてみます。
【器械】
簡単な構造の機械。
つまり、「器」が付くものはより簡単な構造の機械であるということです。
「機材」と「器材」の違い
「機材」と「器材」の違いをまとめるとこうなります。
【機材】
動力によって動く、役立つ仕事を行う機械そのもの。または機械の材料。
【器材】
うつわや道具、構造の簡単な器械そのもの。または器械の材料。
動力によって動く、大きな、重量のある機械といったものとその材料が「機材」。
作りの簡単な、人力で動く、比較的軽量な機械、またその材料が「器材」です。