「つく」には同じ読み方の漢字がたくさんありますが、いったいどういった違いがあるのでしょうか?
ということで、今回はよく使う「付く」「着く」「突く」「就く」「点く」の違いと意味や使い分けをわかりやすく解説しています。
「付く」「着く」「突く」「就く」「点く」の意味の違い
まずはそれぞれの「つく」の意味は以下です。
【付く】
離れないこと。跡が残ること。
【着く】
ある場所に到着すること。
【突く】
細い棒などで押すこと。
【就く】
職業やとある地位に身を置くこと。
【点く】
明かりがともること。
「つく」の使い分け
付くは、「お気に入りの服にシミが付く」「新たな技術を身に付ける」など、離れないこと、跡が残ることという意味で使う。
着くは、「チャイイムと同時に席に着く」「出発から5時間後ようやく大阪に着く」など、ある場所に到着するという意味で使う。
突くは、「つえを突い歩く」「核心を突く」など、細い棒などで押したり、するどくせまるという意味で使う。
就くは、「公務員の職に就く」「特殊任務に就く」など、職業やとある地位に身を置くという意味で使う。
点くは、「部屋の電気が点かない」「作動中のランプが点く」など、明かりがともるという意味で使う。