「工程」と「行程」という言葉、「工」と「行」の違いですが、この「工程」と「行程」、いったいどういった違いがあるのでしょうか?
ということで、今回は「工程」と「行程」の違いと意味や使い分けをわかりやすく解説しています。
「工程」と「行程」の意味
まずは二つの「こうてい」の意味を調べてみました。
【工程】
工作や工事などの仕事を進めていく順序・段階。
【行程】
足や車で行く距離。みちのり。
二つの「こうてい」を見比べてみると、「工程」は「仕事や作業などを進める順序」で、「行程」は「距離や道のり、過程」ということが分かります。
ではさらに細かく「工」と「行」の違いを調べてみます。
【工】
道具を使って物を作り出す。たくみ。作業。
【行】
おこなう。する。おこなわれる。ふるまい。
「工」は作業に関すること、「行」はおおまかに何かを行う、ということがわかりました。
では共通の言葉である、「程」の意味もしらべてみます。
【程】
一定の量。ある範囲内でのきまり。
つまり、「程」が付くことによって何らかの範囲を示すということです。。
「工程」と「行程」の違い
「工程」と「行程」の違いをまとめるとこうなります。
【工程】
工場や工事などて行う作業の順序や流れ。
【行程】
個人や企業が目指す過程。
より細かな、詳細に示される作業スケジュール、順序などが「工程」。
週刊単位や月間単位で示す、大まかな過程や道のりが「行程」です。